* 絵コンテ メモ  修正完成品一部  *

 

 ■ file4-x4  シーン 2

ファイル名  4_x4_2_01〜 .avi

背景3Dデータ  橋
時間:夜

人物: ヨーコ カズオ

(約1分23秒)

 

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■キャラ演出(表情、動作指定) ■背景演出 ■カメラ  ■SE ■BGM ■色味(空気感、天候、ライト)■セリフ ■フレーム数
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←カット候補 追加←セリフ追加

 

カット
番号
絵コンテ
メモ
完成
動画
4_x4_2_01
フレームイン・アウト
■風の音+騒音・川の音
■20
 
     
4_x4_2_02
手もとアップ
持った羽が離れる

スロー
高速とおりまぜてもいい

最後夜空へ舞って落下し始めようとした時
次のカットへ

※羽がカメラ前を覆ってもいい

■羽をフォロー
■風の音
■60

 
     
     
     
     
4_x4_2_03
■羽の音と水しぶきの音風の音→
  無音になる

水しぶきは止まる
光ったカズオ水面ギリギリ登場→キャッチ

■カメラも前へと水面ギリギリを進む感じ

手前に羽が落ちてきてストップ
その時しぶきも 川も流れていない

うまくいかなかったら、光った翼が画面を覆う

仮です。あとで変更予定
■80

 
     
     
4_x4_2_04

キャッチ

■60

 
     
4_x4_2_05

車停止 中の人も

■70


 
4_x4_2_06

ちょっと肩をなでおろす

■k4_4_01.mp3
「バーカ」

■k4_4_02.mp3
「何やってんの、オマエ。

黄色い光りの中
風無し
■90


 
4_x4_2_07

■150
せっかく俺サマが助けてやった命、また無駄遣いしようとしてんじゃん。

まぶしそうにゆっくり目をあけるヨーコ 
■TB
目の度アップからTBしても良い

 
     
     
4_x4_2_08

 

■70
ヨーコ目線 あおり 光りの翼と夜空 

止まった星

 
  言ってることと、やってること違うんじゃねぇ?  
 
ふてくされた顔のカズオ
 
4_x4_2_09

■150

  『アンタがいなくても、私は最期まで生きていけるわ』とか、言えないわけ?」

ヨーコ泣きそうな顔


 
   
4_x4_2_10
ヨーコ、黙ってカズオの首にしがみつく

―彼の背中から広がる大きな翼が、
  二人を包み込んでいるようだった。

■y4_4_17.mp3
「やっと、出てきてくれたね。ありがとう」

「………」若干 間

■下から上

■240

 
4_x4_2_11

■y4_4_18.mp3
「会いたかったよ」
 

■k4_4_03.mp3
「半日、離れてただけじゃん」

↑ちょっと大げさに動く感じ

■y4_4_19.mp3
「うん。そうだけど」

↑でまた顔を見る
■150
■若干上下

 

 
4_x4_2_12

若干間

■k4_4_04.mp3
「帰るぞ」


■90

 

 
     
  翼が手前にかかる  
4_x4_2_13

ここのカメラ仮
実際は回したり 3D上で見栄えの
良いようにする

■120

■y4_4_20.mp3
「うん」

  翼を羽ばたかせて、橋の上へと戻る。

体全体が白く光って、輝いているカズオ
  薄い瞳の色は、どこかを強く見つめていて。
  すうっと通った鼻筋も、柔らかそうな唇も、すこし赤い頬も。
  触れてはいけないような気がした。

 
     
     
     
     
     
4_x4_2_14

ヨーコ周りをみわたす


■60

 
     
4_x4_2_15

 

全てが止まっていた。
風も、空も、星の輝きも、
飛行機も

■60
■少し右から左へ 停止でもいい

 
4_x4_2_16

■k4_4_05.mp3
「はい、到着」

 
カズオが橋に降り立ったとたん、
再び動き出した。

■騒音復活

カズオをとりまく光がゆっくりかすれてくる

カメラどこでもいい
■80


 
     
4_x1_2_17

■川が流れる音


■40

 
4_x1_2_18 ■車ブーン

トラックの前のタイヤ

■40

 
4_x1_2_19

ヨーコを地面に下ろす

■右から左

 
 

■300

■y4_4_21.mp3
「ねぇ、

 
 

さっき言ってたこと、全部聞こえてた?」

 

■k4_4_06.mp3
「さあねぇ」

 
  若干間

■y4_4_22.mp3
「でも、もう言わないからね」

 
4_x1_2_20 ■下から上
■y4_4_23.mp3
「あとちょっとだけ、もう少しだけ、私に付き合ってね」

手前右にカズオの背(向こうを向く
■170

■BGM→次のシーンもそのまま

 
4_x1_2_21 ■下から上
■k4_4_07.mp3
「うん」

■80

 
4_x1_2_22

■→ディゾルブ
■y4_4_24.mp3
「最期はちゃんと、カズオが私を天国に連れてってね」

■k4_4_08.mp3
「当たり前だろ、それが俺の仕事なんだから」

■330
手前から奥に羽が流れていく
遠く、遠くへ小さくなる羽を映す

 

 

 
 

 

 

 

file4-2-1

k4_4_01.mp3 カズオ
「バーカ」

  風が止んだと思ったら、柔らかい感触に包まれた。

  そして、聞きたかった声。

k4_4_02.mp3
「何やってんの、オマエ。

せっかく俺サマが助けてやった命、また無駄遣いしようとしてんじゃん。

言ってることと、やってることは違うんじゃねぇ? 

  『アンタがいなくても、私は最期まで生きていけるわ』とか、言えないわけ?」

 
ゆっくりを目を開けると、ふてくされた顔したカズオが私を抱きかかえてくれている。
  彼の背中から広がる大きな翼が、二人を包み込んでいるようだった。
  私は黙ってカズオの首にしがみついた。

y4_4_17.mp3
「やっと、出てきてくれたね。ありがとう」

「………」

y4_4_18.mp3
「会いたかったよ」

k4_4_03.mp3
「半日、離れてただけじゃん」

y4_4_19.mp3
「うん。そうだけど」

k4_4_04.mp3
「帰るぞ」

y4_4_20.mp3
「うん」
  カズオが、なんだかいつもと違って見えた。
  翼を羽ばたかせて、橋の上へと戻る。
  体全体が白く光って、輝いて。
  薄い瞳の色は、どこかを強く見つめていて。
  すうっと通った鼻筋も、柔らかそうな唇も、すこし赤い頬も。
  触れてはいけないような気がした。
  そして、全てが止まっていた。
  川の流れも、風も、空も、星の輝きも、車の流れも、何もかも。
  それが、カズオが橋に降り立ったとたん、再び動き出した。

k4_4_05.mp3
「はい、到着」
  そう言って、カズオは私を地面に下ろした。
  見上げると、そこにはいつものカズオがいる。
  さっきまでのは、本当の、天使のカズオだったのかな。

y4_4_21.mp3
「ねぇ、さっき言ってたこと、全部聞こえてた?」

k4_4_06.mp3
「さあねぇ」

y4_4_22.mp3
「でも、もう言わないからね」

  私はカズオに抱きついた。

y4_4_23.mp3
「あとちょっとだけ、もう少しだけ、私に付き合ってね」

k4_4_07.mp3
「うん」

y4_4_24.mp3
「最期はちゃんと、カズオが私を天国に連れてってね」

k4_4_08.mp3
「当たり前だろ、それが俺の仕事なんだから」


  偉そうな口調で言ってから、私の体を優しく抱きしめる。
  翼の生えたカズオも、愛してるよ。
 
  私の知らないところで、手から離れた白い羽が、川面に落ちて流れていった。
  どこまでも、ずっと、遠く、遠くへ。