* 絵コンテ メモ  修正完成品一部  *

 
 ■ file3-2b  シーン 1

ファイル名  3_b2_1_01〜 .avi

背景3Dデータ  病院
時間:夢

人物: ヨーコ 父 母 看護婦 主治医

(約 1分17秒)

 

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■キャラ演出(表情、動作指定) ■背景演出 ■カメラ  ■SE ■BGM ■色味(空気感、天候、ライト)■セリフ ■フレーム数
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←カット候補 追加←セリフ追加

 

カット
番号
絵コンテ
メモ
完成
動画
3_b2_1_01

■ブラック→イン
■y3_2b_01.mp3
「スキルス性……?」

レントゲン写真がパラって貼られる

■BGM

■90

 
3_b2_1_02


■e3_2b_01.mp3 医師
「すでに肝転移してる。手術は」

※エキストラ05


■暗い部屋、2人の場所だけ不気味に明るい
■パン

■65

 
3_b2_1_03

■y3_2b_02.mp3
「根治手術はできない、でしょうね。

斜め横顔、下からあおる

■90

 
3_b2_1_04

医者の困った顔
■固定
斜め横顔、下からあおる

■80

 
3_b2_1_05

余命は、半年?」「ふっ」

ヨーコ思わず鼻で笑う
■固定
斜め横顔 3)より近い

■80

 
3_b2_1_06
医者、目をそらす

■e3_2b_02.mp3
「ヨーコちゃん」

■45

 
3_b2_1_07
不気味な笑い

■y3_2b_03.mp3
「大丈夫ですよ、先生。

■80

 
3_b2_1_08
口元か顔をアップ

もう、あの二人を見てるんですから……」

■90

 
3_b2_1_09

■パン
追加■e3_21_03.mp3
「…お父さんと…お母さん…だね…

間(その後からだを机の方に向ける)

 

 

 

■220

 

「……とりあえず、病状と、これからの治療方法を説明するよ」

 
   
3_b2_1_10
手もとアップ

医者はメモ用紙に絵をかきはじめる
■固定

■60

 
3_b2_1_11

ボーっと1点を見つめるヨーコ
メモに焦点があっている訳ではない
■固定

■90

 
3_b2_1_12

■固定か スローでTB

■120

 
 

画面場やぶれる

ここより非現実感を。

 
3_b2_1_13
メモをやぶり捨てる→(12)の画面がやぶられる

■TBして 中央にヨーコが立っている

メモ用紙がパラパラと落ちる(わかりやすいように光る

 

■90

 
     
     
3_b2_1_14
追加■(神様、仏様、私が何をしたって言うの?) でも「切」候補

ヨーコ横 半目→目を閉じる涙を伝う

■150

 
     
3_b2_1_15
看護婦さんのバタバタ走る足のアップ

■30
■カメラ フォローしながら揺らす
■足跡が近づいてくる(左奥から)

 
3_b2_1_16
看護婦ヨーコの横を通過(手前)ヨーコの前から後ろへ

風で髪がなびくうしろへ

■固定

■60

※↓ここから、赤と黒とか色数少なく表現。夢の中っぽさをさらに強調

 
     
3_b2_1_17

後ろを向くと真っ暗な中に扉が開いている

■固定かゆっくり回転

■30

 
3_b2_1_18

扉へ近づくヨーコ

■フォロー

■BGM

■90

 
3_b2_1_19
ヨーコ目線
母がおびえた顔をしてこっちを向いた

■e3_2b_04.mp3 母
「だめよ、ヨーコは入ってこないで!」
 
※エキストラ06
叫ぶ


■固定

■60

向こうのベッドの上で。
  ウロウロと動く父の足が見える

 
3_b2_1_20
それでも扉へと進むヨーコ

■e3_2b_05.mp3 父
「殺してくれぇ!!」
 ※エキストラ07

■60

 
3_b2_1_21

■e3_2b_06.mp3
「もう、もう、いやだぁ、殺してくれぇ……」「あぁ・・・・あぁ・・・」
←子供のように声を上げ

まるでゾンビみたいに、アゴを突き出して、だらしなく手をぶらぶらさせながら、
なだめようとする看護師さんや母の手を払う。

看護師さんがベッドに上り、その両手を掴んで父の名を呼ぶ。
 
■e3_2b_07.mp3 看護師
「牧野さん!牧野さん!」
 ※エキストラ08

 
 

■固定

■150

 
3_b2_1_22

扉の間からまっすぐ見えているヨーコのアップ ※おなじ
■20

■固定

 
3_b2_1_23
父、首をガリガリ両手で掻き毟る。
■ガリガリ

■固定

■30

 
3_b2_1_24
扉の間からまっすぐ見えているヨーコのアップ ※おなじ

■20

■固定

■ガリガリ

 
3_b2_1_25

涙を流しながら父の足にしがみつく母
■e3_2b_08.mp3
「あなたぁ・・・あなたぁ・・・あぁあああ!!」
★泣きながら

声は次のヨーコの顔とかぶって良い


■ガリガリ

■30

 
3_b2_1_26

扉の間からまっすぐ見えているヨーコのアップ ※おなじ

■20

■固定


■ガリガリ

 
3_b2_1_27

ヨーコは、父の姿から逃げるように、そこから走り去った。
耳を押さえる
■ガリガリ

■80

 
3_b2_1_28
フラッシュ
  アップ
■20
■手ぶれ

  ガリガリと痩せた首を引っかく手。
■ガリガリ

 
3_b2_1_29

27)の続き

■ガリガリ

■80

 
3_b2_1_30
フラッシュ
  アップ
■20
■手ぶれ
  生きているのに、死んだ目。虚ろな瞳。
■ガリガリ
 
3_b2_1_31

28)の続き

■フォロー

くずれおちる感じ

■ガリガリ

■60

 
3_b2_1_32
ラッシュ
■20
■手ぶれ
  彷徨う、身体。ゾンビみたいな身体。
■ガリガリ
 
3_b2_1_33

声は無いが、わーって泣き叫んでくずれるヨーコ
斜め撮影
■TB→ブラックアウト

■100

 
 

 

 

 

file3-2b

目の前の現実が、自分のものであると自覚するまで、ほんの少し時間がかかった。
  並べられたレントゲン写真、涙をながしながら耐えた胃カメラの写真。
  胃癌か。
  それも……。

 

y3_2b_01.mp3 ヨ
l

「スキルス性……?」
 
母が胃癌だった。
  そのときに資料を集めて、スキルスがどんな胃癌なのかも、なんとなく知っている。
  そのほとんどが、発見された時には手遅れで、非常にたちの悪いガンだということも。
  母に転移があるとわかるまでは、スキルスでなくて良かったとぬか喜びしたことも、覚えている。

e3_2b_01.mp3 医

「すでに肝転移してる。手術は」 ※エキストラ05

y3_2b_02.mp3
「根治手術はできない、でしょうね。余命は、半年?」「ふっ」

私は思わず鼻で笑ってしまった。

e3_2b_02.mp3
「ヨーコちゃん」

y3_2b_03.mp3
「大丈夫ですよ、先生。もう、あの二人を見てるんですから……」

e3_21_03.mp3
「……とりあえず、病状と、これからの治療方法を説明するよ」

先生はそう言って、母の時のように、メモ用紙に絵を書きながら、わかりやすいように私の体の状態と今後を説明してくれた。
  だけど、その内容なんて、全然覚えてないし、渡してくれたメモだって、すぐに破り捨てた。
  私は、この病気にどんな治療が行われて、末期にはどうなるのか、どれほどの苦痛を味わうのか、だいたいの想像ができる。
  そして、人が生きながら人じゃなくなるのを知っている。
  でも、どうして?
  どうして私が?
  神様、仏様、私が何をしたって言うの?

  これだけの残酷な経験をしてきた私に、こんなにも早くとどめをさすのですか?
  それじゃあ、いいよ、いいさ、そんなに早く来いと言うなら、もっと早く自分から逝ってやる。

  バタバタと看護師さんが走って私の横を通り過ぎていった。
  そして、父の病室へ入っていくのを見て、私も思わず走った。
  開いたままのドアの向こうから、母がおびえた顔をしてこっちを向いた。

 

e3_2b_04.mp3

「だめよ、ヨーコは入ってこないで!」 ※エキストラ06

  そう、叫んだ。
  そしてその向こうのベッドの上で。
  ウロウロと動く父の足が見えた。

e3_2b_05.mp3

「殺してくれぇ!!」 ※エキストラ07

  間違いなく、父の声であって。
  そうではないと思いたくて、私はドアに近づいた。

e3_2b_06.mp3
「もう、もう、いやだぁ、殺してくれぇ……」「あぁ・・・・あぁ・・・」

  まるでゾンビみたいに、アゴを突き出して、だらしなく手をぶらぶらさせながら、
なだめようとする看護師さんや母の手を払う。

見たことのない父の姿がそこにはあった。
  ああ、ああと子供のように声を上げ、何かに渇望しているように首をガリガリ両手で掻き毟る。
  看護師さんがベッドに上り、その両手を掴んで父の名を呼ぶ。
 

e3_2b_07.mp3 看


「牧野さん!牧野さん!」 ※エキストラ08

その横では、涙を流しながら父の足にしがみつく母がいる。
 

e3_2b_08.mp3
「あなたぁ・・・あなたぁ・・・あぁあああ!!」★泣きながら
私は、父の姿から逃げるように、そこから走り去った。

  ガリガリと痩せた首を引っかく手。
  生きているのに、死んだ目。
  彷徨う、身体。
  ガリガリ、ガリガリ、ガリガリ。
  虚ろな瞳。
  ゾンビみたいな身体。
  ガリガリガリガリガリガリガリガリ………